中国でアジアウイルス性肝炎国際シンポジウムを開催

掲載日:2016-7-4
研究

6月27日,28日,中国の四川省成都市において,第3回アジアウイルス性肝炎国際シンポジウムを開催しました。このシンポジウムは,金沢大学が中心となり,モンゴル(モンゴル国立大学),ベトナム(ハノイ医科大学),中国(四川大学)と共同でB型肝炎ウイルス関連肝疾患の制御を図っていくことをめざすもので,日本学術振興会の研究拠点形成事業の3年目の活動の一つとして行われました。今年度のシンポジウムは, 平成27年4月に世界保健機関(WHO)が発表したB型肝炎の診療ガイドライン,および今年4月に改訂したC型肝炎の診療ガイドラインの普及をとおして肝炎ウイルスの制御を図ることを目的としています。

また,今回は各国が行っている肝炎ウイルスの基礎研究に関する発表も多く採用し,初めて2日間の開催となりました。シンポジウムには,各大学の医師,研究者に加えて,四川省の保健担当官,WHO西太平洋地域事務局(WPRO)および中国WHOの肝炎専門担当官,中国疾病管理予防センター(CDC),中国の肝臓専門医を含む約100名が参加しました。本学からの参加者として,四川大学から留学している大学院生2名が,本学で行ってきた研究成果を発表しました。

四川大学やWHOの協力により,本シンポジウムは大変盛況となりました。本事業は今年度で終了となりますが,新たな予算を獲得し,来年度以降もシンポジウムの開催をめざします。

 

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