6月23日,モンゴルのウランバートルで,第2回アジアウイルス性肝炎国際シンポジウムを開催しました。このシンポジウムは,金沢大学が中心となり,モンゴル(モンゴル国立大学),ベトナム(ハノイ医科大学),中国(四川大学)と共同でB型肝炎ウイルス関連肝疾患の制御を図っていくことを目指すもので,医薬保健研究域医学系の金子周一教授が研究代表を務める日本学術振興会研究拠点形成事業の2年目の活動の一つとして行われました。本年度のシンポジウムは, 4月に世界保健機関(WHO)が発刊したB型肝炎の診療ガイドラインの普及を通して肝炎ウイルスの制御を図ることを目的としています。
シンポジウムには,各大学の医師,研究者に加えて,WHO西太平洋地域事務局(WPRO)の肝炎専門担当官,モンゴル日本大使館の医務官,JICAモンゴルオフィスの専門官,モンゴルの肝臓専門医を含む約110名が参加し,交流を深めました。
来年度は,6月下旬に中国の成都で第3回目のシンポジウム開催を予定しています。