ブックタイトル金沢大学広報誌|アカンサス No.46

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金沢大学広報誌|アカンサス No.46

Kanazawa UniversityCHALLENGE!金沢大学は地域社会と共に,社会的課題を解決に導く地域イノベーション人材を育成しています!金沢大学×北陸農政局共創事業「ボーっと食べてんじゃねーよ!」本学は今年度,北陸農政局と共に農業をテーマとした共創事業を初めて実施しました。就農人口の減少や収益性の低さに悩む農業の現場では,1次?2次?3次産業を掛け合わせて付加価値を生み出す6次産業化など,新たな切り口でのイノベーションが求められています。本共創事業では,4つのプログラムを通して学生が農業の現状と向き合い,農業ビジネスの構造や課題,農業の可能性について理解を深めるとともに,学生ならではの斬新な発想で地域の農業者が抱える課題の解決に挑みます。Program01特別講演~ジェラートに込めるふるさとへの情熱~能登町出身の世界的ジェラート職人である柴野大造氏が講演。ふるさとの農産物を生かしたジェラートづくりにこだわり,試行錯誤を繰り返してブランドを確立した経験から,未来を切り拓くために挑戦し続ける大切さを学生に熱く語りました。北陸農政局大学連携チームの皆さん本共創事業に向けて役職?職種を超えたチームを結成本共創事業に込めた思いを聞きましたどんな進路を歩んでも農業と関わり続ける若者を育てたいという思いで,農学部のない金沢大学と共に創り上げたプロジェクトです。参加者がワクワクできる環境をつくれば,立場や世代を超えて膝を突き合わせて議論する中から発展性のある面白いアイデアが生まれてくることを実感しました。学生が自身の学びを農業にどう生かすかを考え,行動につながることを願っています。Program02マーケティング?アイディアソン~情報発信をテーマに,自由にアイデアを創出!~Program03体験プログラム~地域の農業を取り巻く現状を体感!~農業者や食品関連事業者から聞く農業の実態を踏まえ,身近なスマートフォンを活用して農業や加工食品の魅力を発信し,販売につなげるアイデアを学生の視点で考案しました。ほ農業者の圃場や加工場,販売店舗で作業を体験。暮らしや地域産業に深く根付く農業の現場を肌で感じるとともに,商品開発やブランディング,情報発信などそれぞれの農業者が持つ課題や今後の展望を直接聞き,農業への理解を深めました。参加学生に聞きました(左から)理工学域生命理工学類2年岩田真仲さん人間社会学域地域創造学類2年加藤順さん人間社会学域地域創造学類2年はまさきもね濱嵜文音さんこれからの農業の在り方や農産物を使った商品開発に興味があり,参加しました。アグリソンでは,加賀野菜の1つであるサツマイモ「五郎島金時」の知名度向上につながる新商品を企画。体験プログラムで感じた農業者の愛着や誇りを大切にし,地元の方にも観光客にも親しんでもらえる食べ歩きスイーツを考案しました。私たちのアイデアが形となり,実際に販売される姿を見たいです。Program04農業ハッカソン「アグリソン」~柔軟な発想で農業ビジネスプランを構築!~学生が体験プログラムでの実体験に自身の経験や大学での学びを重ねて事前に考えた課題解決のアイデアを基に,学生と農業者が一緒にビジネスプランを構築。6次産業化プランナーや金融公庫職員から事業化に必要な視点などの助言を得ながらブラッシュアップし,事業展開を見据えたプランに練り上げました。1246

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