ブックタイトル金沢大学広報誌|アカンサス No.44

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概要

金沢大学広報誌|アカンサス No.44

Go to the laboratory研究室へGO!金沢大学には400を超える研究室があり,教員?学生は日々研究に励んでいます。一口に研究室と言っても,その特徴はさまざま。教員や学生に研究内容や研究室の雰囲気などの話を伺い,その魅力を伝えます。国際関係論研究室[国際学類]どんな研究をしていますか?国?地域間の紛争や緊張関係といった国際秩序に関する諸問題について,政治学?社会学の概念や理論を基に複眼的に分析しています。例えば,ポピュリズムやナショナリズムなどの抽象的概念や日本の安全保障をめぐる東アジア情勢に関わる具体的な政治事象を取り上げて考察を深めます。この研究室の特徴を教えてください!グローバル化の進展で多極化する国際社会を研究対象とする上で,日本と海外では同じ用語や事象であっても,定義や学術的捉え方が異なることがあります。そのため,日本語文献と海外文献の両方から,各国?地域の政治?経済?社会的背景を理解した上で分析することに重点を置いています。文献読解の要点を伝える中野准教授専門:国際関係理論,国際政治学[教員]中野涼子准教授学生に聞きました!この研究室の魅力は?自分では思い付かない考え方や視点に触れられることです。ゼミで行う英語ディベートでは,いくつかの論題について説得力のある理論を組み立てて臨み,肯定?否定双方の立場から意見を戦わせます。その中で,客観的かつ多角的な視点から新たな考え方を生み出せた時に充実感を覚えます。ディベートに向けて理論を構築生物機能?化学反応工学研究室[生命理工学類]どんな研究をしていますか?再生可能な生物由来資源であるバイオマスを利用し,石油資源に代わる革新的なエネルギーや化学製品の開発に取り組んでいます。化学と生物学の手法を複合的に駆使してバイオエタノールやバイオプラスチックなどを効率良く作り出す技術を確立し,持続可能な社会の構築に貢献します。最近の研究成果を教えてください!バイオマスの構成成分であるセルロースを熱可塑性樹脂へ変換し,炭素繊維と組み合わせることで,植物由来の炭素繊維強化プラスチックの開発に成功しました。環境に優しいだけでなく,高強度で軽量な特性を生かし,自動車や飛行機,住宅などの構造材としての利用が期待されます。植物由来の炭素繊維強化プラスチック(下)専門:バイオリファイナリー[教員]髙橋憲司教授,和田直樹助教学生に聞きました!この研究室の魅力は?欧米をはじめ,海外からの外国人留学生や博士研究員が多く所属しており,国際色が非常に豊かなことです。研究室内での研究発表や質疑応答は全て英語で行われます。また,セルロース分野の先端的な研究を行う企業などとの共同研究も多く,最先端の研究に携わることができます。強度試験についてアドバイスする髙橋教授1444

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