11月8日,先端科学?社会共創推進機構は金沢勤労者プラザにて,金沢大学公開市民講座「能登のいま,そしてこれから」を実施し,一般市民や本学国际足球_虎扑体育-中国体彩网官网推荐など約40名が参加しました。本講座は,読売新聞東京本社北陸支社の協力を得て平成24年度から実施しているもので,今回で14回目となります。
当日は,三浦要理事および渡辺英俊読売新聞東京本社北陸支社長によるあいさつの後,講演とトークセッションを行いました。
講演では,理工研究域地球社会基盤学系の西野辰哉教授が「創造的復興を理解する総合的視座と住まい?まちの復興」と題し,復興におけるさまざまな課題群の捉え方と持続可能な居住地域のあり方について解説しました。また,融合研究域融合科学系の豊島祐樹講師が「現場から進める能登復興のデザイン」をテーマに,能登町や珠洲市での具体的な取り組みを紹介しました。
続いて,NPO法人能登里山里海マイスターネットワークの鎧塚典子理事が「能登とゆるやかにつながり続ける」と題し,能登里山里海SDGsマイスタープログラムの受講経験や,その後の活動を通じた能登との関わりについて語りました。
その後の「能登の現状とこれから」と題したトークセッションでは,能登里山里海未来創造センターの高原耕平特任准教授がファシリテーターを務め,読売新聞記者と本学学生が登壇しました。能登への思いや復興への視点を多様な立場から共有し,参加者の理解を深める場となりました。
受講生からは,「継続して生活できる仕組みづくりが大切だと痛感しました」「地域に積極的に関わり,復興に取り組む大学の姿勢に共感した」「若者の話やトーク。セッションがあったのが素晴らしかった」といった感想が聞かれました。
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復興における総合的視座を解説する西野教授 -
能登町や珠洲市での活動を紹介する豊島講師 -
能登との関わりについて紹介する鎧塚氏 -
トークセッションの様子