7月30日,角間キャンパスにおいて公開講座「金属の鋳造実験(油粘土の型にとけたスズを流して固めよう)」を実施し,小学生から70代までの9名が参加しました。
はじめに,講師の理工研究域機械工学系の宮嶋陽司准教授から,金属の定義や構造についての講義がありました。
続いて,スズを使った鋳造実験では,鋳造で使用する液体窒素の性質を学ぶためのデモンストレーションや鋳造の方法についての説明があった後,受講生らは粘土を使って溶けたスズを流し込む型の制作を開始し,クッキー型などを使用したオリジナルの作品や小型のカップを作り上げました。
受講生からは「とても分かりやすく,金属についての学びを深めることができた。理系の好きな科目にさらに興味を持つことができた」「初めて生で液体窒素を見た。思った通りにはできなかったがいい経験になった」などの感想があり,身近な存在である金属について理解を深め,新たな知識を得る機会となったようでした。
講師:理工研究域機械工学系 准教授 宮嶋 陽司