公開講座「海外学術調査旅ノート2024」(第1回)を実施

掲載日:2024-9-19
ニュース

 9月8日,金沢駅前サテライトにて,公開講座「海外学術調査旅ノート2024」(全2回)を実施し,50代から80代の7名が受講しました。

 第1回の今回は,「調査航海編-調査風景と研究への応用-」と題し,講師の環日本海域環境研究センターの井上睦夫准教授が海洋研究開発機構の海洋地球研究船「みらい」の海洋調査の様子や,海中の海水試料採取法を写真を使って紹介しました。次いで,金沢城の鉛瓦に含まれる鉛や,むつ鉄(戦艦陸奥の一部に利用されていた鉄)の極低レベル放射線測定への利用,2011年の福島原発事故以降の134Cs(放射性セシウム)のトレーサーとした北太平洋表層の海水循環についてや,本学の尾小屋地下実験室の旧尾小屋鉱山廃坑トンネルについての解説がありました。

 受講生からは,「原発事故由来のセシウムに着目した研究はとても興味深かった」という感想が聞かれました。

 講師:環日本海域環境研究センター 准教授 井上 睦夫

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  • 金沢城鉛や戦艦陸奥鉄を示す井上睦夫准教授
  • 講座の様子
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